夜叉ヶ池は奥美濃でもっとも人気がある登山スポット。 およそ1100mの山の中にこつ然と現れるこの池には悲しい龍神伝説があります。 泉鏡花の『夜叉ケ池』はこの伝説を戯曲化したものだと思い込んでたんですけど、 違うかったんですねぇ。 梅雨末期のこの頃、暑くなってきたとはいえ、天候は相変わらず不安定です。 今回の山行計画は夜叉ヶ池(1099m)と近くにある夜叉丸(夜叉ヶ池山)(1206m)、 それから少し足を伸ばして三周ヶ岳(1292m)まで。 但し、霧があるようであれば三周ヶ岳はパスすることにしました。 7/16(月) もうひとつすっきりしない天気の中、ヨメと子供と3人でいってきました。 自宅を出て道の駅「夜叉ヶ池の里・さかうち」で一旦休憩。 1000m以上の山はガスっている感じです。 登山口に着くとほぼ車でいっぱいでした。 なんとか車を止めて10:07出発です。(画像は帰り) 登山口からいきなり深い緑の中、大きめの沢を3回ほど渡っていきます。 ここの登山道は本当に素晴らしかった。 しばらくジグザグに登ったあとは ほんのちょっとのアップダウンを繰り返しますが殆ど水平道。 道のあちこちに沢が流れ、手を浸すと冷たくてとても気持ちいい。 もう少しで池までの中間地点というところで夜叉壁が見えてきます。 ダイナミックな迫力は高山にきているようです。 10:45 中間地点。あっという間でした。 11:02 幽玄の滝。ここで落ちてくる水に手をかざし、しばらく休憩です。 11:20 昇竜の滝と夜叉壁。 この滝は登山道から離れているので近づけません。 滝を過ぎるとここからロープ場の急登になります。 ステッキを軍手に変え、少しづつ登っていきます。 11:40 急登の岩場で道草してたら遅くなってしまいました。 夜叉ヶ池に到着後、すぐとなりの夜叉丸の尾根にとりつきます。 尾根を登っていくとこんなものが。 テレビカメラ。この画像はネットでチェックできます。 振り返ると夜叉ヶ池からピークを3つほど越えて三周ヶ岳がみえました。 ガイドブックや雑誌で何度も目にした景色。 山頂にはまるで龍が横たわるように霧がかかっています。 稜線は風がとても強く涼しかった。 少しのヤブの中を登るともうすぐ山頂です。 12:02 夜叉丸 山頂着。 切り開きがしてあってここで昼食にしました。この先は三国岳に続く道です。 昼食後、ぼ〜っとしたり、写真を撮ったり、三国岳に続く道に行ってみたり(ゲキヤブでした)。 三周ヶ岳にはまだ少し霧がかかっているようですので今回はパス。 というかここで満足してしまいました。 しばらくで下山開始したのですが、さっき写真を撮った地点に戻ってきてみると、あら、霧がとれてる。 すでにあそこまで登ろうかという気力は僕にもヨメにもなし。 カメラを少し右に向けると、手前に夜叉壁がみえます。 正面、まだ少し霧がかかった山がいつか登ってみたい一級のヤブ山、高丸(黒壁)。 12:50 池の木道に降りてきました。 秘境といわれたのも昔の話。 もちろん売店やトイレはありませんが、ここまで来る人も多くすっかり観光地の雰囲気です。 ヤシャゲンゴロウの姿はみえませんでしたが、イモリやモリアオガエルの卵はいっぱい。 13:25 しばらく休んだ後、下山します。 モウセンゴケ。5mmほどの小さな花。かわいい。 14:58 登山口駐車場に到着です。すっかり晴れてます。 夜叉ヶ池は去年一度きたことがあります。 その時には夜叉壁の上を歩き、背丈以上もあるヤブを漕いで、三周ヶ岳まで行きました。 疲れはしましたが、去年で一番楽しかった山行でした。 このブログの右上の画像がその当時のものです。
by fukuzo39
| 2012-07-17 02:00
| 山行
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