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花房山/はなぶさやま

7/8(日) 今回の山行予定は冠山です。
この山は以前から気になっている山でした。
「奥美濃の槍」とまで形容されるそのかっこいい姿と この時期、山頂直下に咲くニッコウキスゲが満開らしく
この時期に一度、実際に見てみたいと思ったからです。

でも登ったのはなぜか花房山(1189.5m)。
しかも今回の山行は自分でも納得のいかないものになってしまいました。

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花房山、東杉原登山口から藤橋城とプラネタリウム






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R417で徳山ダムを抜け 福井県との県境、冠山峠にやってきました。
この峠が冠山への登山口で晴れていればここからすでに山容が見えるはずなのですが、
周りは真っ白。
どうしよう...。この霧の中、行ってもいいけど、ちと寒いし...うーん。
景色はあきらめるにしてもせめてニッコウキスゲの花は一輪だけでもみたかったな。


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同じように悩んでいるご夫妻と二言三言、話していると 
峠に一輪だけ咲いているニッコウキスゲを教えて頂きました。
ということで冠山は次回に持ち越し決定。


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なんとなく霧が濃くなってきたような。
これ以上濃くなると車の運転もままなりません。
急いで慎重にもと来た道を戻ります。
こんな山深いとこまで来てこのまま帰るのも癪だし、どこか途中にいい山ないかな。


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車の中で色々考えた結果、5月に小津権現山にいったときに隣に見えた花房山のことを思いつきました。
まるで花びらのような山の形を見てそのうち登ってみたいと思っていました。
今回、思いつきではあるけれど奇しくもそのチャンスが巡ってきました。

登山口は藤橋城から少し行った旧キャンプ場の近くの廃寺の裏あたり。
しかもこの案内板、わかりにくい。
10:35 気を取り直して、出発。


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もってきたガイドブックをみると山頂まではほぼまっすぐ。尾根伝いに行けば着くはずです。
10:35 20分でもみの木平というところに。いうほど平じゃありません。


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登山道はこんなかんじ。右がスギの植林で左が雑木林。
それほど急登ではないけど、まっすぐ登っていきます。


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11:30 くりのき平。ここもそんなに平でもないです。
というかここまで約1時間登ってみて、この時点でテンション下がりぎみでした。
登山口から右がスギ、左が雑木林。ほとんど景色が一緒なのです。


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どうももう一つ気持ちが乗ってないので、下山しようかな〜。
なんて思うと、こんなところや、


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こんなところが出てきて、もうちょっといってみようかと思ってしまいます。


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11:49 半分の地点まで来てしまいました。
今回は単独なので、もっと早く着いてもいいはずなんだけど...。
しかしここからがこの山の面白いところでした。


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ヤセ尾根の連続です。滑って落ちたら大けが必至。


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ずっと木々に遮られてきましたがやっと周りが開けてくるところに出ました。
周りを見て愕然。ああ〜、霧が...。


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ここから山頂までいわゆる藪漕ぎ。
赤テープをたよりにワッサワッサと進んで行きます。
子連れだったら泣いてたな、こりゃ。


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13:15 なんとか山頂にたどり着きました。うーん、真っ白。
残念だけど仕方ない。
それより、登山口からここまで2時間40分。割と飛ばし気味に来たつもりでも時間かかり過ぎ?なんか変。
先々月小津権現山に娘と二人で登った時、こんなにかかってなかったはず。
隣の山で標高も同じくらいでどうしてだろう。
念のため持ってきたガイドブックをみてみると、やっぱり勘違いしてました。
登頂時間をずっと2時間半だとおもいこんでました。ちゃんとよく見てみると3時間半。
どうやら小津権現山とは登山口の標高が大きく違うようです。


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花房山のくぼんだ中心部。
午前中、この辺りの山域にはたしかに霧はなかったのですけど、もう晴れる様子もありません。


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昼食後の山の様子。
誰も来る気配もなく、この後30分ほど昼寝。


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14:15 滞在およそ1時間で下山です。
途中のやせ尾根。


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ドクササコ? 多分違うかも。


16:13 無事下山できました。
今回はなにかと反省の多い山行になりました。
山を変更する際に一応家には連絡入れときましたけど、やっぱり思いつきで登るもんじゃありません。
特に花房山は思いつきやついでで登れるような山じゃなかったです。
低山といえども、テンションだだ下がりで山行時間も読めてないのはどう考えても失敗かな。
でも、またいつか時間に余裕を持って、誰もいない花房山をひとりでブラブラしてみたいです。
by fukuzo39 | 2012-07-09 02:00 | 山行
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