御在所岳 藤内壁 前尾根 P-7~P-3

去年の今頃、B社のTさんにクライミングに誘って頂きましたが、今年もまたその季節がやってきました。
何も考えずに2つ返事で行きます、とは言ってみたものの再びあの壁に登るのかと思うとドキドキしてきます。
去年初めて行ったときは怖さも何もわからないまま必死で登りましたが、今年はあの目も眩むような
高度感と恐怖を知ってしまっているだけに逆に大丈夫か?とも思います。

参加者は上級者のTさん、知り合いのS君、そしてクライミング超上級者のHさん、僕の4人。

今回は人数も少ないので19日に前尾根のP7〜P2まですべて登り、そのままテント泊。
翌20日に中尾根に登る計画です。20日は昼から用事があったので僕だけ朝に帰宅しました。
どっちにしろ中尾根は難し過ぎて登れないと思います...。


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藤内小屋から前尾根

当日は8:00登山口に集合。(時間を読み間違えて少し遅れてしまいました)
4人揃って、挨拶をすませたところでそれぞれザイルやテントなどの共同装備を分担。
藤内小屋近くのテント場まで約40〜50分くらい担ぎ上げて登りました。

テントを張り、ハーネス、ヘルメット、ザイル、シューズ、行動食など早速クライミングの準備にとりかかります。
そしていよいよP7のスタート地点へ向かいます。






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P-7の取り付き。前のパーティーが登攀中でした。雪山トレーニングなのかアイゼンを付けて登っていました。


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P-7の取り付きでのTさん。

前パーティーが終わり次第、登りにかかります。リードはHさん、セカンドがS君、サードがTさん、最後僕の順番です。
Hさん、サクサク登って行かれてあっという間に見えなくなってしまいました。
次のS君はクライミングにはもう5回以上行っていて、登り方のコツを掴んできたもう中級者レベル。
Tさんはいわずもがな。柔らかい身体を生かしてスイスイ登って行かれます。

最後僕の番、前回登ったことがあるせいなのか、なぜかあまり緊張もしませんでした。
このP-7は前尾根の中でも距離が長く難しい方だと言われているみたいですが、前半
(写真上部の木が生えている所あたりまで)は比較的登りやすかったです。
問題は後半、去年手がかりがなくついザイルに頼ってしまった大きな岩。
シューズや手が滑らないように抱きかかえるようにして登りきる事ができました。


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P-7頂上からの景色。いい眺め。

ここまできたら引き返せません。HさんやTさんのアドバイスと心もとない自分の経験と体力を頼りに登るだけです。
だたシューズのサイズが合っていないのか履いているだけで足が痛くなってきました。
ここから先、P-4までは登山靴でも登れるらしく一旦クライミングシューズはやめて登山靴に履き替えました。
これが後々考えたら失敗だったかも...。


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P-5頂上のHさんとTさん。
少しずつ高度が上がってきます。この辺りから靴擦れを起こしかかとが痛くなってきました。

次は前回とても怖かった記憶のあるP-4。登ってみたら難しい所もありましたが、今回は高くて怖いよ〜とは、
思いませんでした。もちろん足も痛くて楽ではなかったです。


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P-4頂上。裏から見ると変な形です。去年はゆっくり景色を眺める余裕はなかったのですが、
今年は眺望を満喫しました、


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P-3途中からの景色。

P-3は大きく前半と後半に別れていて前半部分は比較的簡単でした。
後半に差し掛かろうとしましたが、ここで大渋滞。前のパーティーが3組ほどつかえていました。
待っているうちに身体が冷えてきました。


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頂上は岩を越えた先にあります。

1時間ほど?待ったでしょうか。前パーティーの中年の女性の方がチムニーと呼ばれる場所に差し掛かった所でHさんが取り付きます。
今日はトレーニングの一環として来たというHさんはまるで普通の山登りのように登って行かれます。
見ているととても簡単そうに見えるのですが、レベルがまるで違います。
一体なんなんだ?この人は。うますぎて参考にならないです...。
チムニーでもたつく女性を尻目に右のクラックから追い抜いていかれました。


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右P-3頂上。左が通称「櫓」と呼ばれるP-2頂上。


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登っているときの様子。

Tさん曰く、左のチムニーよりもHさんが登った右の細いクラックの方が難しいらしく僕では多分無理とのこと。
Tさんにヌンチャクの位置を変えてもらって左から登ることにしました。

とはいってもさっきの女性がかなり手こずっていた場所。ここを登りきれず途中で断念する人もいるそうです。
背中を岩に押し付けて尺取り虫のようにするのが登りきるコツだとか。
確かに割と力を入れなくても登れましたが、ここで初めて高度に対しての恐怖がやってきました。
身体を突っ張って登るやり方は身体は楽な分、足元がないだけにとても怖かった。
それでもなんとかチムニーを登り切れました。

しかしかかとが痛くて悲鳴を上げているようです。これ以上は苦痛でしたのであえなく断念。


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前尾根の核心部 「櫓」

日も傾いてきたのでP-3終了で時間切れです。
今回は残念ですが、いつかここに登ってみたいと思えるようになりました。


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登山道からみた前尾根の全容。

P-3から巻き道を通って一般の登山道に出ました。
こうやってみるとよくこんなところに登れたと思います。


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終わってみると山登りとはまるで違う、何か困難を克服できた達成感と何とも言いようのない満足感があります。
おなかいっぱいです。

帰りにみた山ツツジ(アカヤシオ?)の花がとてもきれいでした。
その晩から参加のTMさんとみんなで食べた夜ご飯もとてもおいしかった。
Tさん、Hさん、S君、TMさん、ありがとうございました。
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by fukuzo39 | 2014-04-20 20:00 | 山行
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